2024/10/30 18:15
針葉樹、広葉樹って聞いたことありますか?
小学校の社会の授業とかで習うことも多いですかね!
私たちは、広葉樹の輝ける場所を作りたくて「もくめあつめ」を作りました。
どういうことなのか、絵本チックに書いてみたので、大人の木育としても、ぜひ読んでいただけると嬉しいです…!
この針葉樹と広葉樹。
「木」という括りでは同じなのですが、実は性格が全く違います。
学校のクラスに置き換えて言うと、針葉樹は、しっかり真面目で宿題もキッチリやってくる優等生、
広葉樹は、よく遅刻してきたり教科書忘れたりするような生徒です。
でも、そういう子ってなんだかんだみんなから愛されてたりするんですよね。
ただ林業の世界はシビアで、同じ木を何本ください、とか言われると、
優等生の方がそりゃあ扱いやすくて好かれるんです。
少し木の話に戻ると、
針葉樹は、基本空に向かってまっすぐ伸びます。
対して広葉樹は、くねくね曲がって伸びてしまうんです。
丸太で買われた木の多くは、その後、製材所に向かいます。
そして角材にされて、建築などの柱などになっていきます。
となると、長い角材の方が欲しいわけで、木が曲がって育ってしまう広葉樹は、
お家の柱にはなれないんです。
長い分には切ればいいですが、短いとどうしようもないですもんね。
使い勝手がいい、万能な針葉樹。
ただ、もう一度学校の生徒に置き換えさせてください。
優秀な生徒はいい高校・大学に行って一流の会社に入れるかもしれません。
あの頃だらしなった生徒は、成績が悪くて大学にも入れなかったとします。
でも、絶対に絶対に輝ける場所はあると思うんです!
何の話か分からなくなっていたらすみません。
私の小学校の友達で、あの頃はちょっと不良だったけど、いまはDJのバイトを頑張っている子がいます。
ハッとしました。その人の道の中で、絶対に行きつく場所はある、輝ける場所はあるんだ!!と。
あの頃の優等生がDJを頑張ることは出来ないかもしれません。自分なりに輝ける場所を見つけたのが本当にすごいと思ったんです。
脱線してすみませんが、
でも広葉樹って、私はそういう存在だと思っています。
一般的には、メンドクサイなあ、ちょっと距離置きたいな~と思われがち、成績が悪いとか欠点も色々あったりする。
でも、めちゃくちゃゲームが得意とか、めちゃくちゃ服がオシャレとか、めちゃくちゃ歌声が綺麗とか。
学校の成績じゃ分からない、見えていなかった良いところって意外とたくさんあるんだと思います。
広葉樹で言うと、その1つが「もくめの彩り」だと思っています。
「広葉樹」と一括りにするのもまだ間違っているのかもしれません。
木によって、色やもくめの模様(うねり具合とか緻密さとか、濃さ薄さ、木の質感、肌ざわり、重さまで…!)が
本当に違くて、それがすごく面白くて。
見れば見るほど、ハマっていくと思います。
現在、広葉樹の輝ける場所はそんなに多くないのだと思います。
家具に使われたり、木工作家さんの作品たちに使われたりはしていますが、
作って世に出る母数も少なく、需要も少ないのでどうしてもどうしようもなかったりして。
もくめあつめが目指すのは、
広葉樹ってこんなにカラフルで、こんなに彩りがきれいなんだよ!を伝えていくことです。
売れるに越したことは無くて買っていただけるのが一番うれしいことは前提ですが、
もし買って貰えなくても、見てくれて聞いてくれたら、伝えた先で、じゃあ今度広葉樹のテーブル選んでみようかな、とか、
DIYするとき広葉樹つかってみようかな、とかに繋げてもらえたら嬉しいなと思って活動しています。
そういう方が今後もしいて、もし連絡をいただけた際には、私はとび跳ねて喜ぶと思います。
そういうわけで締めようと思いますが、
今回できるだけ伝わりやすいよう広葉樹について書いてみました。なんとなくでも知っていただけたでしょうか…?
ぜんぶ岩泉町の方に教わったことを簡略化した受け売りではあるんですが、
ちょっとでも興味もっていただけていたら嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
何かあればお気軽にご連絡ください!