2024/06/17 16:01
「神経衰弱のゲームをつくろう!」と思い立ってからほぼ1年が経ちました。
うーん…。何を作ればいいんだ…?その頃はまだ、頭を抱えて色んなことを考えていました。「広葉樹を使って何かをつくる」ことしか決まっていなく、すごく広く見えるけど制限がすごく多かったりもしていました。時計とか、木をやすって完成させるキットとか、色んな案が出ていましたがいまいちパッとするものは無く。
広葉樹に魅力を感じてもらうには、木を見比べてほしいんだよな~。いくつかを見比べて、それぞれの違いに気付いてほしいんだけど…。色々な種類の木の板が机いっぱいに広がっている様子を想像してみたりしました。 そんなことを考えながら階段を降りているときに、ふと思い付いたのが「神経衰弱」のアイデアでした。
そうか!神経衰弱だ!!!木のもくめを見て、同じ樹種の木を探すゲーム!!!!
これだったら、木を見比べてもらえる。種類の多さが活きる。難しい形じゃないし作り易そう。神経衰弱のルールはみんな知ってるから、伝わりやすい。そしてなにより楽しい!! これだ!!と思いました。
わーーい!ウキウキしながら階段を駆け下りました。忘れられない瞬間の1つです。
「もくめあつめ」は木をよ~く見比べて、ほんの小さな木目の違いを頼りに、樹種の違いを知っていける木育ゲームツールです。これがもしプラスチックだったらこのゲームは成立しません。木だから、広葉樹だから成立するゲームが誕生しました。